先日の終業間際、
当社のフリーダイヤルにかかってきた電話に出ると、
コロナワクチン予約の間違い電話でした。。
しかも、2回連続です (!)
これは間違い電話が鳴り止まなくなるのでは!?
とドキドキしていたら、
それ以降、間違い電話はありませんでした・・・
謎の現象でしたが、混乱が起きずにひと安心です(^^
さて、今回はライブ・エンターテイメント業界・放送業界の
新型コロナウイルスによる変化について考えたことを書きたいと思います。
——————————————–
①放送業界と映像制作会社について
昨年4月に発令された緊急事態宣言の際は、
テレビ各局とも地方ロケや番組収録が出来ない状況で
過去作品の再放送や総集編の放送を行っていましたね。
昔の名作ドラマが見られたことは嬉しくもありましたが、
つながるBOXのお客様である映像制作会社、番組制作会社の方々は
自粛中は動けず、不安な状況が続いたそうです。
アニメ業界は、放送業界の中では割と制約が少ないと思われますが、
密を避けるためにアフレコを少人数で行わなければいけなかったりするので
制作の遅れなどの影響はあったようです。
でも、そんな逆風の中にこそ好機はあります。
人を集めるリアルなイベントが開催できないため、
オンラインイベントや「非対面」で多くの情報を伝えられる動画制作の需要が急増しました。
こんな状況だからこそ、失敗の許されない生配信のノウハウや
プロの映像編集技術が色々な分野で求められているんですね。
②イベント企画・ステージ制作会社について
コンサート、イベント関連に従事される方々は、
事態の長期化に大変苦慮されている事と思います。
去年の3月ごろには、
「コロナの影響で暇になったので、PA機器を整理していたら
いろいろ出てきたよ」と買い取りのご依頼をいただいたりしましたが、
以後もイベント自粛要請が続く中でコロナ休業中のお客様が増え、
対面で機材を持ち込んでいただく機会もめっきり減り、寂しい限りです。
非日常のエンターテイメントをバックステージで支える音響屋さん達に
コロナが落ち着いたら、以前のようにお会いできる事を楽しみにしております。
③ライブハウスについて
ライブハウスは地下にあって換気が悪く、人が密集する空間なので、
その事にフォーカスされがちです。
ですが、去年3月にクラスターが発生して以降は、
ライブ会場でのクラスターは報告されていません。
ライブハウスを愛する方々が一丸となって感染症対策を徹底しているからですね。
従来の方法で人を集める事が出来ない中で、
クラウドファンディングやライブ配信、屋外での小規模イベントなど
新たな取り組みを打ち出して奮闘する姿に支援の輪が広がっています。
それでも経済的な打撃は大きく、
お取り引きのあったお客様の閉店をニュースで知ってショックを受ける事もありますし、
閉店を決断されたお客様に機材の買い取りをお任せいただく事もあります。
この状況は、日本の音楽カルチャーにとって大きな損失です!
ちなみに「逆に、リユース業界の景気はどうですか?」と尋ねられたら
営業形態や取り扱う商材にもよりますが、マイナスの影響が大きいかと思います。
ステイホーム中の断捨離などで一時的にBtoCの買い取りは増えましたが、
社会的に不安定な状況でヒト・モノの動きは鈍くなっているからです。
この不安定な空気感を吹き飛ばしてくれるのは、
やはり「音」「光」「映像」で創るエンターテイメントしかないかもしれません。
一日も早くコロナが終息する事を祈っています。
一日も早くコロナが終息する事を祈っています。