心理学者ユングの心理学的類型論をベースに
研究開発された「MBTI」は、人間を16のタイプに分類し、
自分をより深く理解するツールとして活用されています。
歴史も古く、20の言語に翻訳もされており、
今では企業内のチーム・ビルディング、リーダーシップ開発、
ストレス・マネージメントやキャリア・プランニングの
ためのツールとして使われています。
また、適職を選択する時の参考として使う人もいるようです。
具体的には興味の方向性から内向的と外交的の2種類に分け、
さらに外界との向き合い方から
感覚型・直感型・思考型・感情型・判断型・認知型の6つに分類します。
この結果から16種類のうち1種類の性格を導き出すのです。
例えば起業家型(ESTP)に分類される人たちは、
常にエネルギッシュで、賢く鋭い感覚を持つ存在です。
常に大勢の輪にいる人物で、素直な性格とユーモアセンスで人々を魅了しています。
チャレンジ精神が強く、危険なことにも果敢に挑む傾向があります。
ただし、せっかちな部分があり、人の話をあまり聞かないという欠点があります。
この様に人それぞれの診断結果が出ます。
私自身も診断してみましたが、
確かに!と感じる部分とそうでない部分がありました。
人は複雑な自分自身の状態を単純化することで整理しようとします。
インターネットで飲食店を探す際、食べたいものを検索してから、
個別の店舗のWebサイトにたどり着くのと同様です。
生活の中で起こるあらゆる事象を、
正確かつ詳細に把握しようとすると、
膨大な時間と労力が必要になるからです。
診断結果をもとにそのギャップに気づくことができました。
いつの間にか自分のパーソナリティを見失ってしまっていたのかもしれません。
現在、少数精鋭で日々の業務をこなす以上、
どの仕事においてもプロフェッショナルでいる必要があると痛感する毎日です。
しかし、MBTI診断からわかるように自分の性質や得意分野は確立していると思います。
是非皆さんにもMBTI診断を試してみていただきたいです。
隣で働いている同僚の弱みはあなたの強みかもしれません。
そんなコミュニケーションができれば、
もっと円滑に業務が進むかもしれないですね。
各個人の良さを最大限に発揮させ、
弱みをカバーしながら目標達成に向けて精進していきたいです。