今回は少しお勉強系の内容で、

冒頭少し余談にはなりますが、
先日M&Aのお話が来まして、久々にガッツリと企業分析を
財務の面からさせていただきました、

在庫の健全性やお金の回転速度、
様々な角度から資産をして、弊社とは正反対とも言える
ビジネスモデルを回しておられるのだなと、

上場企業と異なり、未上場企業はお行儀よく数字が並んでいるわけでもないですし、
現場を見ないと分からないことも多いのですが、
おおよそのビジネスの仕組みと今後の可能性については見えました、

MBAなどでも苦手な方の少なくないアカウンティングですが、
自分なりの数字の見方を得るととても興味深くなりますよ、

同じようなビジネスモデルでも財務を見ると全く異なっていたりします、
その一番有名な例がAmazonですね、CFのお手本ともされています、

さてさて本題、

今の時代、世の中には解決されていない「不」はないのでは、
なんてこともしばし言われております、

ビジネスにおいて提供価値は大きく2つに分かれます、

①機能的価値

②情緒的価値

車を例に説明をさせていただきますと、
時速◯kmまで出ます、というのは機能的価値ですね、

AさんBさんCさん、誰がその車に乗ったとしても変わらない価値、

②の情緒的価値がどういうものかというと、
「この車に乗るとテンション上がるんだよな」
つまり情緒=感性に訴えかける価値ということですね、
フェラーリはその代表格ですよね、人によってはマクラーレンなどかもしれない、
それらは機能も実際には優れているわけですが・・・

昨今博報堂さんがSNBRという市場について書籍も出されておりますが、
日本人とこの情緒的というものは比較的相性が良いと感じます、
八百万の神、なんて言葉もありますしね、精神性を大事する、

このご時世、基本的に機能的価値で圧倒的に秀でることは難しいです、
例えば、炊飯器のない時期に炊飯器を出すと圧倒的な機能的価値訴求ができるわけです、

しかし、今の世の中を見てください、
米をうまく炊くことができない炊飯器ってないわけですよね、
つまりは根本的なスペックはどの炊飯器も満たしている、

顧客のジョブはほぼ残っていないと思います、
現にご家庭の炊飯器の機能って全部使っていますか?
答えがNoだとすると、それはオーバースペックというやつです、

機能的価値では差別化が難しい、
我々リユース業界も身につまされるポイントです、

「高価買取」というキーワードがまさにそれです、
それを否定しているわけではありませんが、機能的価値の象徴ですよね、
それでの純粋なる差別化は難しいわけです、
あくまで機能なわけですので、機能=買取価格が高い方がいい、ただそれのみです、

つまりA社B社C社どこでもいいわけですね、機能がよければ(買取価格が高ければ)

財務のシンプルな計算式ですが、粗利=売上‐原価、なわけです、
我々の業界は価格の決定権はマーケットにあります、相場というやつですね、

上の式で言う原価はどんどん上がるメカニズムです、高かろう良かろうですので、
さらに一歩踏み込んで営業利益=企業の営業活動の成果
これを計算するには販管費というものを差し引きます、

販管費の中でも広告宣伝費も上がるわけですね、
世の中の情報の非対称性もスマホの登場で減じ、
リユースというものが市民権を得たことで皆何が高いかを知っています、

その世界観で構築されたのが3.1兆の現在のマーケットです、
中小企業にとっては非常に厳しいマーケットとも言えます、

が、ですよ、業界的には隠れ資産という存在が声高に叫ばれておりまして、
その規模は66兆とも言われているわけです、

現在のマーケットの20倍以上、これを誰が持っているのか?
それは60代以上の方々です、その方々に「高価買取」という言葉は届いていない、
私はそのように考えています、

かつお客さんがもっとも求めているのはお金ではない、
つまりはモノとお金の交換を最優先にしているわけではない、

ここで登場するのが情緒的価値です、情緒的とはなにか、
リユース業界においていうと、思い入れや想い出などがその代表例です、

つまりはこの情緒的価値に如何に訴求するかが
隠れ資産への道を開く開かないを分けるわけです、

ということで弊社はコトのリユースをキーワードに仕掛けをしてまいります

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