●先生のお話
先週の木曜日にIRIEPというNPOでも
お世話になっている、先生のお話をうかがう機会をいただきました、
きっかけとしては、先生が書かれた書籍を見て、
もっと学ばせてほしい、という想いが芽生えたからです、
戦争の話や、ご家族の話、会社員時代の話や国際機関での話、
そして多彩な趣味の話、などなど、
内容は多岐に渡っていました、
何より印象的だったのが、
「ヒト」という存在を国籍も立場も関係なく尊重されている在り方と、
逆境をプラスに考えるメンタリティ、
高いハードルを自らに課して乗り越えるチャレンジャー精神、
時代の変遷に関係なく、大切なことを学ばせていただきました。
日本の生産性については、昨今よく取り沙汰されています、
燃料高騰による物価高を目にすることが報道でも多くなりましたが、
実際には企業物価指数ほど消費者物価指数は上がっていません、
それが何を意味しているかというと、企業が耐えているということです、
様々なサービスに対して、意見を言いたくなることもあるかもしれませんが、
総じていうと、経済全体でいうと消費者は恩恵を受けている可能性もあります、
それも1つのモノの見方、1つの側面だけで物事を判断することは時に危険です、
俯瞰して見る癖、自分の頭で考える癖は、ぜひともつけたいところです、
●両利きの経営
企業が物価高を吸収すると何が起きるか、それは収益性の悪化です、
シンプルに表現すると、売上が変わらずに原価が上がるということですね、
それは働く従業員の方の給与にも影響をしてくる可能性がゼロではありません、
日本の1人あたりGDPが●●国に抜かれた、などの話がありますが、
実は日本は特許件数も世界1位ですし、研究者1人あたりの研究開発費もけして少なくありません、
ポテンシャルは十分な国であると認識しています、
上記に限らず、ポテンシャルを活かせる環境をつくることができれば、
生産性を上げることはできるはず、
これは全く他人事ではなく自社にも当てはまり、
外部環境は日々変化しますので、そこに適用していく、
ないしは、少しだけ先を走る、この状態を作る必要があります、
ポーターの戦略論でいうと、ポジショニングというやつです、
と同時に、企業内部の経済性、希少性、模倣困難性、組織体制にも
磨きをかけていく必要があります、
つまり、ケイパビリティを磨いていく、ということです、バーニーの戦略論ですね、
ITの浸透が、外部、内部に与える影響も看過できませんから、
常にアップデートし続ける、つまりは深化と進化を両軸で進めること、
また、両利きの経営とも言われますが、知の深化と知の探索も同時に行い続けること、
このあたりを大事に、より安定感のある企業を目指します