コンテクストについて
博報堂さんのUoCで開催されている共創地球塾、
非常にハイレベルな学びで、理解するのがとても大変ではありますが、
少しずつ頭の中がクリアになってきています、
ここまでの学びの中で感じた最大のポイントが
コンテクスト、になります。
例えば、昨今話題をほぼ独り占め状態であった
ChatGPTなどのテクノロジーはローコンテクスト、
つまりは解釈の余地がなくアウトプットが出される合理的なものということで、
結果的に、知識労働者の職が危ないのでは、なんてことも言われています
つまりは余白がなくなっている状態とも言えます、
ただ、昔を考えると東洋医学のような西洋医学のように
効果がパキッと見えるわけではないものが大事にされていたり(それは今もですが)
いわゆる理由は分からんが風邪を引いたら首にネギを巻こう
そんな時代だったわけですよね、
それは自然との付き合い方についても言えて、
例えば棚田というものは土地の形状に合わせてつくられるため
一つとして同じものはないわけです
さらには森林との付き合い方、セメントで固めるではなく
石積みにして健康な自然環境を守るやり方などは
いわば口伝で伝えられてきたものと思われます、
それがググれば、ないしはプロンプトを入力すれば答えが出る
となってしまうと、そちらに流れがちになる、
これは哲学史において、理性が重んじられていた時代と重なる点を感じます、
創造性=はみ出しもの、極端にいうとそうとも言えるのではと
個人的には考えています、
つまりは余白のないところにはクリエイティビティが生まれづらいのではないか、
それは多様性についても同様、寛容性が失われている、
理不尽、一見マイナスな言葉のように見えて、
理不尽というコントロールできない事象に対してなんとか対処することで、
レジリエンスが獲得できるという側面もあるのではないでしょうか、
つまりは流れに抗わないということ、
鉄砲を捨てた日本人
日本人はすごいところが一つあり、それは鉄砲を捨てたことです、
一般的に、技術は前進するのみで後退はしない、
その中で武器を捨てた日本人、その時代には何が見えていたのか興味深い
今の時代に置き換えると、AIを捨てる、ということにもなります
どうでしょう、できるでしょうかね、
ただ、ここで一つの問いを投げかけるとすると、
進化とは何か、ということですよね、
ChatGPTが登場して、人は考えなくなるのではないか、
などの論調が増えてきている印象ですが、
その状況って進化って言えるんでしょうか?
ChatGPTがなくなったらどうなるんだろ、
レジリエンスゼロ社会です、
つまりはインプットに対するアウトプットがないと
思考停止に陥ってしまう状態、非常に危険ですよね、
テクノロジーはあくまで手段で目的ではない、それは他の事においても同様、
もっと頭を使わなくてはならない。
共創地球塾では社会OSの更新をテーマにビジネスモデルを提出します、
哲学を学ぶ
それと重なるところもありますが、先日哲学について学びました、
100年後にも通用する発展についての考え方とは?でした
健康、イノベーション、個人の自由・平等、社会参加、文化、環境
これらが次の100年の発展を論じる際に触れるべきポイントということもまとまりました
当然、どの側面から見るかで発展の評価も変わるわけですが、
自分たちなりに考えるということに何より価値があると思います、
哲学や世界観を語ることに関心がお有りの方は
是非セッションしましょう!
別に土曜日に聴いた、暴力性の話もかなり印象的でした、
環境という言葉も使い方によっては巨大な暴力になるが、それがあまり論じられない、
気をつけなくてはならない点、
さらに別にトランジションデザインというものを学んでおり、
一つのテーマに対して、過去を振り返り、変化の兆しを基にシナリオをつくり、
次からはプロトタイプを作成していくわけですが、手法として参考になります。
とまぁ、ありとあらゆることをインプットして最終的に残るものが
自分の哲学をエンパワーメントしてくれるわけです、
話を冒頭に戻し、共創地球塾では9月の初週の土日で那須で止まりの講義があります、
周りは名だたる企業様ばかりで、私のみ1人での参加となりますが、
誰よりも本気で考えている自信はあるので、場の雰囲気を盛り上げます!
最後に、これからの時代は、再びハイコンテクスト、これがキーワードになると思います、
その極みが哲学であり、アートであり、文学であると考えています。
それをいかにしてビジネスに実装するか、ですね!