タイトルにある、「コロナ」と聞くだけで、またか。
そう感じる方は少なくないかと思います。
ニュースで毎日のように情報発信されるようになってから、
半年が経とうとしています。
この半年で様々な変化がある中で、その変化も百人百様で、
自身の場合は、音楽の聴き方や、聴いている音楽に変化あったかなと思います。
忙しい毎日が常の現代において、
情報の速度が速く、世の中のトレンドについていくことに追われ、
情報を知らないことは世界に取り残されているという、
感覚がどこかあるかと思います。
音楽一つとっても同様で、
何から聞いたらいいかわからなくなるほど速い速度で新しい音楽が現れて、
消えてはまた現れていくという音楽の消費のスタイルが
今なのかなと感じています。
「作業中に聞きたい音楽」とYoutubeで検索すると
2000万回以上の再生があることからも(これには驚きました。)、
「音楽を聴くための時間」ということを大事にしている人が少なくなっているのかなとも思います。
そんな中、各国で次々とロックダウンされていく中で、
それまでではありえないぐらいの時間ができた人も多いのではないでしょうか。
そこで音楽をBGMとしてではなく、
「音楽を聴くための時間」を作れた方も多いかと思います。
自身はというと、
ロックダウンの中、家で音楽を聴くという時間が多くなり、どうしても狭い家で、隣の家を気にしながら音楽を聴くということに疲弊していき、
オーディオルームを作れる家に引っ越しをして、長年欲しかったTANNOY Ardenを設置して音楽を楽しんでいます。
ここで音楽をゆっくり聴くようになって再発掘した作品をご紹介します。
みなさんも、お時間のある時に、聴いてもらえれば幸いです。。
Bengt Berger / Bitter Funeral Beer
カルナティック音楽や西アフリカの音楽に深い造詣を持つスウェーデン出身のBengt Berger、Don Cherryが率いるバンドによる作品。
22分にも渡るロングトラックで聞いた後に旅をした感覚になる作品。Darafo / Funeral Dance (Dar Kpee) は10名以上の構成で演奏され、
呼吸を忘れるほどの緊張感があり、それでいて常にグルーブが止まない。1つの1つのソロに高揚感があり、バックの演奏がソロを支え、22分が一瞬に感じる作品です。
1984年のスコットランドでのライブ映像是非も是非視聴してください。
Avenida Atlântica / Martin Müller, Michael Höfler, Hakim Ludin
バレアリックなアコースティックギターと乾いたタブラの音が、名エスノジャズグループOregonを彷彿とさせる1989年作。
この年代ならではのハイファイな音質が気持ち良いobscureな一枚です。
ちなみにいい音で聞くにはレコードで、ということで、
弊社が運営するVDSのオンラインショップで
お求めいただけますので、覗いてみてください。笑
いいものをそろえております。
すべてここから視聴できます。
https://vinyldeliveryservice.com/
話は若干戻りますが、
3月ぐらいからコロナで家にいることが多くなり、
外で音楽を聴くことができない状況の今、
友人のミックスがよく聞くネットラジオ
(https://www.nts.live/ , http://www.netilradio.com/ , https://lyl.live/ )
などのロンドン、LA、パリなどを拠点としてるラジオ)
から流れてきたときは、気持ちもかなり高揚します。
Podcastを始めました
自分たちも何か発信しようということで、Podcastを始めました。
つい先日アップしたものは
VDSのCrewの一人、
yangdead
が作ったAmbientミックスになります。
以下yanddead からのコメント
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いわゆる海なし県で育ち、
現在も海とは無縁な生活を維持しながらも、
勝手な郷愁と憧憬を感じ、
オープニングに波の音をセレクトしてしまう超絶ベタな「MIX」。
「MIX」と言えば、
A5サイズの「Fool’s Mate」が90年代に突入し
‘NU ERA MUSIC’をキーワードに
生まれ変わった「MIX」
(その後「REMIX」ガロ別冊)を読み返していた今日この頃。
「AMBIENT」なんて聞き慣れないジャンルを知ったのもこの雑誌。
その記憶と体験を辿るかのように、
80s~00sまでのジャパニーズ音源(※所縁のあるモノも含む)や
ひっそり国内リリースされていたVINYLオンリーでセレクトした、
NEW AGEの隣にある’NU AGE AMBIENT’「MIX」74分。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これまでは、自身が友人と一緒に数年前に作ったミックスから始まり、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アートキュレーター兼DJ、サウンドアーティストのMaria Wildeis, (https://soundcloud.com/mariawildeis)
レコードレーベル@mercredirecordsのChahan aka Pierre、
( https://soundcloud.com/mercredirecords)
レコードレーベルTonal Unity @tonalunityのオーガナイザーのAKIMBO(https://soundcloud.com/akimbosound)
ウクライナのオデッサを拠点とするDJ、プロデューサーのC.J. Plus
(https://soundcloud.com/c-j-plus)
ケニアのナイロビのアンダーグラウンドミュージックを紹介してくれたSvenKacirek
(https://soundcloud.com/sven-kacirek)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
など、がコントリビュートしてくれています。
このシリーズはアーティストが
VDSの為だけに作ってくれている贅沢な音源です。
時代が変わっても、音楽は人のおすすめを「聞く」、「買う」
というレコード屋の原点は大事にしていきたいなと思います。
サービスの質を上げるというのはそういうことなのかなと。
今後は、様々な形でポッドキャストだけでなく、
ストリーミングなども計画中なので、
是非聞いて頂けたらと思います。
VDSが定期的に配信している
VDS podcast(https://vinyldeliveryservice.com/vds-podcasts/)
は以下から視聴できます。
今後も自分たちの「こうありたい」
というイメージに対して
妥協することなく、
様々なコンテンツを発信していきますので、
VDSの動きに注目して貰えればと思います!
この記事をお読みいただいて
気になる!という方は、
是非、ご連絡ください!