今回は、VDSが昨年に行った海外販売の様子を自身の考えと共にご紹介できればと思います。
11月に入り、各国で再ロックダウンが行われており、
1カ月間だけではなく、数か月ロックダウンする国も出てきており、
新しい動きにも制限が出ている状況の中、
VDSが進めている新しい動きとも絡めてお話しできればと思います。
東京営業所
我々東京営業所は、
オークション
(ヤフオク! : https://auctions.yahoo.co.jp/seller/tentecomai_record?auccat=22260 )や、
Discogs
(discogs:https://www.discogs.com/ja/seller/vinyldeliveryservice/profile )などの
複数のチャンネルで販売をメインに行っており、
ここでの目的は、より多くの商品を、より多くのお客様にお届けする。ということを軸に進めております。
近年、Amazonを筆頭に、カート決済型オンラインプラットフォームの
急激な成長により、
数年前と比べ、オンラインマーケットの利便性が格段に成長していることを
背景に取り上げると、
近年のオンラインショッピングの在り方は、欲しい商品を、
各プラットフォームで探し、手元に到着することで完結することといえます。
その間のコミュニケーションは、前述したように、
イレギュラーなコミュニケーションの発生率をどこまで下げられるか
という美学がオンラインショッピングの中にはあり、
やりとりが発生するものはエラーや、改善点として処理されていきます。
VDSが行っていること
VDSで行っていることは、
正しい商品を正しいお客様へお届けするということです。
ここには、入札型のプラットフォームに出品して
お客様の入札で販売価格が決まる。ということとは、質が異なります。
何をしているのか。という部分を海外販売をした中で感じたことを踏まえて
お伝えできればと思います。
昨年はパリ、ロンドンそれぞれの街でレコードショップと連携し、
ポップアップという形で、
和モノ、いわゆる邦楽のレコードを主に販売しました。
国内で選別したものパリには約2000枚、ロンドンには約1000枚、
それぞれ送り込み、現地のショップ、レコードフェアで自身が店頭に立ち、
販売を行いました。
まず、商品を現地で仕分けし、各ショップに送り届けます。
海外の運送会社は日本の運送のようにシステマチックに整備されてはおらず、
運送は割と苦戦しました。
フランスのノルマンディーにある倉庫での仕分けは寒さと、
闘いながら3日ほどかけてすべてのレコードのチェック等を行いました。
各地でのPOP UP
ロンドンでのポップアップはイタリア人のコレクター2人が
それぞれのコレクションを持ち寄って始めた
Hidden Sounds(https://www.instagram.com/hiddensounds_london/)
というレコードショップで、
レーベルやオンラインショップを中心に活動する
Time Capsule( https://www.instagram.com/timecapsule.shop/ )
と合同で行いました。
https://www.instagram.com/p/B366r_nH_AE/
パリでは同じくコレクター2人が始めたDizonord(https://dizonord.fr/)
というショップで行いました。
https://www.instagram.com/p/B4wsuTWAcyY/
海外で気づいたこと
それぞれの音楽性や、国民性の違いがレコードショップや、
レコードを買うお客様にも反映されていることを実感しました。
絵画の国で知られるパリではアートワークとして
アニメのサウンドトラックのコレクターもいれば、
ジャズのシーンが盛んなロンドンでは和ジャズといわれる
日本のジャズのコレクターなど、様々なお客様と接していく中で、
直接販売をすることのメリット、デメリットということではなく、
意義を強く感じました。
お客様との直接のコミュニケーションを極力減らすことを、
生産性の向上のポイントとして置くオンラインビジネスに対して、
直接のコミュニケーションから業務改善や、コンテンツ、方向性、キャラクターまで話すこともあり、その副産物はオンライン販売で得ることができるものとは質が異なります。
文化を創っていくということ
我々VDSが目指しているのは、
一言でいうと、文化を作っていくこと。といえます。
ヨーロッパで出会った彼らのレコードや音楽に対する姿勢は、
それまでの弊社にとって一番欠けていたことだと強く認識しました。
我々が行ってきた中古品販売の背景には、
お客様の思いが詰まっており、新しいお客様に届ける。
その中で、どういったお客様にお届けすることが
我々に求められているのか。
自問自答の日々が続いておりますが、
これからのVDSを引き続きご注目下さい。
次回の記事までにはなにかしらの発表ができるよう
今ある仕事をとことん進めて参ります。
ということで、まとまりがあまりよくないので、
最後にミックスをひとつお届けできればと思います。
月曜日からの仕事中や、通勤中、家に帰って落ち着いたときにでも聞いてみてください。
https://www.nts.live/shows/donna-leake/episodes/donna-leake-31st-march-2020
ロンドンの友人たちが、ロックダウン中に作成し、NTS Radioで発信した回のものになります。
ジャズを切り口に、ロック、アフリカン、ソウルなど様々な角度から音楽を解釈している
彼らの2時間のセットを是非楽しんでください。
それではまた。