こんにちは。
私はつながるBOXでオーディオ修理のご依頼の受付を担当しています。
オーディオ修理サービスは開始当初からお問い合わせが多く、
ニーズのあるサービスなので、今回はそのことについてお話したいと思います。
よく修理のお問い合わせをいただく機種のひとつにSONYのセレブリティシリーズがあります。
この製品は、SONYの30周年記念に限定生産されて通販のみで販売されたモデルです。
発売当時は30万円近い価格という高級パーツがふんだんに使われたオーディオで、
音質も良く、これからも大切に永く永く使用していきたいというお客様が多い印象です。
兄弟機のD-3000(セレブリティ)はCD/ラジオ、MD-7000(セレブリティII)はCD/MDラジオの機能がついており、いろいろな不具合のお問い合わせがあります。
・CDが読み込めない
・MDが読み込めない
・イジェクトボタンが反応しない
・誤動作するようになってしまった
・ラジオが音飛びする
・ディスプレイが表示されない
・天板の電動とびらが途中までしか開かない(全く開閉しない)
・塗装が劣化してベタベタする などなど・・・
お客様からは良く「何十年も前に発売された機種ですが、修理できますか?」と聞かれますが、直せる可能性は十分にありますよ!
当社はいろいろなメーカーの製品を修理対応しているので、診る前から100%直りますとは申し上げられないのですが、メーカーで部品の供給が終了している場合は、海外から取り寄せたり、状態の良い機種から移植したりと修理エンジニアが手を尽くします。
「何とかして直したい」という気持ちから、難修理でも諦めきれずに数か月お待たせしてしまう事もあります。
修理状況は定期的にご報告しますので、その時には長い目で見守っていただけると非常にありがたいです。
つながるBOXでは、買い取りと出品代行サービスも行っていますが、やはりお客様から一番「ありがとう」と言っていただけるのは修理サービスです。
今は亡き大切な人に買ってもらったラジカセだったり、初任給で初めて買ったレコードプレーヤーだったり、思い入れ深いオーディオの音が蘇った時は感激の声をいただきます。
他に、ずっと実家の押し入れにしまってあったオーディオを見つけて、懐かしくなって使ってみたら動かなかったという事でご相談をいただく事もあります。
只、修理代は数万円~、高いときは10万円台になる事もありますので、事前見積りをお伝えした段階で「修理はあきらめます。」という判断をされる場合もあります。
少し残念そうなお客様には申し訳なく、複雑な思いがあったのですが、ある打ち合わせの時に上司から「例え修理をされない場合でも、ずっと壊れたまましまってあった事に一つの結論が出るという良い面もある」と言われ、そういう捉え方もあるのか!と驚いたことがあります。
確かに修理して使い続ける事は一つの選択肢でしかなく、同時に売却を検討されているお客様もいます。
中には「修理の部品取りとして役立ててもらえるなら、引き取ってほしい」と希望されることもあり、私たちのリユース事業が提案できる事はいくつもあります。
ちなみに、つながるBOXのキャッチコピーである“お客様の「ずっと、このまま」を解決します”という言葉は、その時の打ち合わせで決まりました。
修理するか、手放すか、決まっていないけどずっとこのままで良いのか…?とお客様が悩んだ時に、お客様と一緒に最善の方法を考えるサービスでありたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
私は最近、マグカップを新調して、伸びをする猫に癒されております。
これから段々と寒くなりますので、皆さまご自愛ください。
オーディオの修理についてはこちらまで、お気軽にお問い合わせください。