こんにちは。
事業推進課のIです。
先日、事業推進課メンバー３人で「2030 SDGs 」というカードゲームを体験しました。
3名での実施はスぺシャルVerです
今回は、そのゲームについてご紹介したいと思います。
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「2030 SDGs」とは？
カードゲーム「2030 SDGs（ニイゼロサンゼロ エスディージーズ）」とは、
SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。
平等に与えられた「お金」と「時間」を使って、自分で選択した様々なプロジェクト(事業)活動を行うことで、「お金」「時間」「意思カード (やりがい)」と「次のプロジェクト(事業カード)」を受け取ることができます。
これを繰り返して、最終的に個人の目標(お金を沢山集める事だったり、時間がたっぷりある悠々自適な生活だったり)を達成するというものです。
また、プレイヤーが達成するのは個人の目標だけではなく、皆のプロジェクト活動によって変動する〈世界の状況メーター〉を見ながら「経済」「環境」「社会」のバランスがとれた豊かな世界を目指さなくてはなりません。そして、プレイヤー同士でカードの交換を交渉したり協力する事も可能です。
ゲームの流れはとてもシンプルで楽しいのですが、
説明は難しいので、詳細は下記をご覧いただければと思います(^^;
大いなる富を求めて
ゲームの始まりに、まずは個人の目標が決定されます。
3人のプレイヤーがトランプのような裏返しのカードからそれぞれ1枚ずつを選ぶと、
私の目標は「大いなる富」に決まりました。
つまり、単純に「お金」を稼げるプロジェクト活動をたくさんすれば、
自分の目標は達成できるという事ですね。
早速、見返りの多いプロジェクトをいくつか行ってみると、目標にどんどん近づきます。
でも、私たちがプロジェクトを実行するたびに「経済」メーターは伸びていき、
「環境」と「社会」のメーターはゼロに近づきます。特に、経済成長による環境破壊は著しいです。。
〈世界の状況メーター〉が現実の世界に似ている・・！
と思えるようなバランスになった時、ゲームは中間の振り返りタイムを迎えました。
この時点で、私は「大いなる富」という目標を達成していたのですが、富を十分に利用できる豊かな世界を整えなければ、ゴールには辿り着けません。
大金を持っていても、世界が荒野だったら幸せになれませんからね。難しい・・・
ファシリテーターである社長からのヒントを頼りに、
後半戦は皆が豊かでハッピーなゴールを目指します。
「児童労働プロジェクト」の青いカード
プロジェクトカードの種類は「交通インフラの整備」だったり
「環境に配慮した素材の開発」だったり様々です。
その中で、「児童労働」のプロジェクトに目が留まりました。
その事業を行えば、(児童を働き手にすれば労働力が増えるので)
私は「お金」も「時間」も多く手にする事が出来ます。
目標達成のためにこのカードを使った時、「社会」のパラメーターが１つ減り、
私は “今、犠牲にしたものが「社会」なんだ”というのが感覚的に理解できました。
「社会」という言葉は抽象的で、
その意味は知っていてもどう守っていけば良いのか全く分かっていなかったのです。
児童労働問題は、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」のターゲットとして記載されています。
現実の世界でも一人一人のアクションは繋がっていて、
私たちが消費者としてかかわる製品は、
子供たちの健康や教育をうける権利を犠牲にして生産されているものがあります。
この問題を単なる知識ではなく、自分ごととして捉える事が出来るかどうか、
また問題の解決に繋がるアクションを起こせるかどうかが
SDGsの目標を達成する鍵の一つになると感じました。
ゲームの終わりに
ゲームがタイムアップとなった時、
私は「環境」と「社会」を回復させるべくお金と時間を使ってしまい、
世界のバランスは微妙なまま、そして「大いなる富」にも一歩届かず。。という状態でした。
残念ながら、今回は目標達成とはなりませんでしたが、
「2030 SDGs」を通して、SDGsのミッション達成への道のりや、
世界全体を良い方向に導くには、連携が不可欠であることなどが理解できました。
そして私の目標が「大いなる富」でなかったら、
今回とは違う価値観でカードや「世界の状況」を見て、
違う気づきがあったのではないかと思います。
文章では説明しきれない事が沢山ありますが、
今回の体験を通してリユース企業としての社会での役割、
企業活動の指針を示してくださった社長に、心から感謝しました。